交互型歩行器とは?固定型との違い・使い方・介護保険での利用方法を解説

そんな悩みに応える歩行補助具が、交互型歩行器です。
交互型歩行器(交互式歩行器)とは、左右のフレームを交互に動かして進むタイプの歩行器のことです。常にどこかの脚が床に着いているため、支えを保ちながら一歩ずつ進めます。
ただ、固定型やキャスター付きとの違いが分かりにくく、迷う方も多いはずです。
そこでこの記事では、交互型歩行器の仕組みからメリット・デメリット、使い方、選び方、介護保険での利用方法まで、まとめて解説します。
ご本人やご家族の歩行器選びに、ぜひお役立てください。
交互型歩行器とは?仕組みと基本の特徴
まずは、交互型歩行器がどんな道具なのかを整理しましょう。ほかのタイプとの違いを先に押さえておくと、あとの選び方がぐっと分かりやすくなります。
左右のフレームを交互に動かして進む構造

交互型歩行器は左右のフレームが交互に前へ動く構造の歩行器です。歩行器とは、体の前や左右を囲むフレームで体重を支える歩行補助具のことです。
一般的な固定型は、フレーム全体を持ち上げて前に置く必要があります。一方、交互型は左右が別々に動くため、持ち上げなくても前へ進めます。
たとえば、右のフレームを押し出しながら左足を出し、次に左のフレームと右足を出す、という流れです。
ちょうど、腕を振って歩くときのリズムに近い動きになります。常に4本の脚のうちどこかが床に着いているので、支えを失いにくいのが特徴です。
歩行器全体の種類はこちらの記事で詳しく解説しています
固定型(ピックアップ型)歩行器との違い

固定型との最大の違いは「持ち上げるかどうか」です。固定型はピックアップ型とも呼ばれ、フレーム全体を持ち上げて進むタイプを指します。
固定型は構造がシンプルで軽い一方、持ち上げるたびに両腕の力とバランスが必要です。
交互型なら持ち上げる動作がないため、腕の力に自信がない方でも一歩ずつ進みやすくなります。
たとえば、固定型で「持ち上げた瞬間にふらつく」と感じる方が、交互型に替えるケースはよくあります。逆に、左右交互の操作が難しい方には、固定型が向くこともあります。
どちらが合うかは、腕の力・バランス・操作の覚えやすさで変わります。兄弟のような関係のタイプなので、必ず比べて選びましょう。
キャスター付き歩行器・歩行車との違い

車輪付きタイプとの違いは「安定性とスピードのバランス」です。
歩行器には前輪だけキャスターが付いたタイプや、4輪で押して歩く歩行車もあります。
歩行車とは、車輪付きのフレームを押しながら歩く、屋外向きの歩行補助具です。車輪付きはスムーズに進めますが、勢いがつきやすく、体重を預ける力はやや弱まります。
交互型は車輪がないぶんスピードは出ませんが、体重をしっかり預けられます。たとえば、屋外での買い物には歩行車、室内での移動や歩行訓練には交互型、という使い分けが一般的です。
「安定重視なら交互型、移動のしやすさ重視なら車輪付き」と覚えておくと選びやすくなります。
交互型歩行器のメリット・デメリット
次に、交互型歩行器の良い面と注意したい面を、両方見ていきましょう。弱点も知っておくと、導入後の「思っていたのと違う」を防げます。
交互型歩行器のメリット
最大のメリットは持ち上げずに進める安定感です。左右どちらかのフレームが必ず床に着いているため、支えが途切れません。
固定型のようにフレーム全体を持ち上げる必要がなく、腕やバランスへの負担を抑えられます。
また、左右交互の動きは、普段の歩行に近いリズムをつくりやすいのも利点です。
たとえば、定番製品のセーフティーアーム交互式は、メーカーが歩行訓練器としての使い方も案内しています。
施設や病院の歩行練習で交互型が選ばれるのは、この「歩るく動きに近い」特性が理由のひとつです。
安定を保ちながら、歩行に近い形で体を動かしたい。そんな方にとって、交互型は心強い選択肢になります。
こちらの記事も合わせてお読みください。
交互型歩行器のデメリット・注意点
デメリットは「操作の習熟が必要なこと」と「屋外に不向きなこと」です。左右を交互に動かす操作は、慣れるまで少し練習が必要になります。
動きの手順を覚えることが難しい方には、かえって使いにくい場合もあります。また、車輪がなくスピードが出にくいため、長い距離の移動には向きません。
脚先はゴム製が中心で、砂利道や段差のある屋外も苦手です。たとえば、「室内では快適だけれど、外出には別の道具を使っている」という利用者は少なくありません。
交互型は「室内でじっくり安定して歩くための道具」と割り切るのがコツです。屋外用には、歩行車などとの併用を検討しましょう。
交互型歩行器が向いている人・向かない人

では、どんな方に交互型歩行器が合うのでしょうか。ここを押さえると、「結局どれを選べばいいか」が見えてきます。
交互型歩行器が向いている人の特徴
交互型が向いているのは「握る力はあるものの、持ち上げる動作やバランスに不安がある方」です。
フレームを持ち上げずに進めるため、常に支えを確保できます。前提となるのは、グリップをしっかり握れることと、左右交互の操作を覚えられることです。
使う場所は、平らな床のある室内が基本になります。
たとえば、次のような方は交互型が有力候補です。
固定型を持ち上げるとふらつく
室内で一歩ずつ確実に歩きたい
歩く動きに近い形で歩行訓練をしたい
当てはまる項目が多いほど、交互型のメリットを活かしやすくなります。まずはご自身やご家族の状態と照らし合わせてみてください。
別のタイプが向いているケース
次のような場合は交互型以外のタイプを検討しましょう。状態と場面ごとの目安を挙げます。
握力が弱く、グリップで支えにくい方:腕全体で支える前腕支持型や馬蹄型が候補です
交互の操作を覚えるのが難しい方:動きがシンプルな固定型やキャスター付きが向いています
屋外での散歩や買い物が目的の方:車輪付きの歩行車やシルバーカーが便利です
途中で座って休みたい・荷物を運びたい方:座面付きの歩行車が合います
たとえば、「室内は交互型、外出は歩行車」と2台を使い分ける方も多くいます。大切なのは、体の状態と使う場面の組み合わせで選ぶことです。
タイプごとの違いは「歩行器の種類」の記事もあわせてご覧ください。
迷ったときの相談先(ケアマネジャー・福祉用具専門相談員)
自己判断で決めきれないときは、専門職に相談するのが確実です。歩行器選びには、体の状態の見極めが欠かせないからです。
介護保険を利用中の方は、担当のケアマネジャーが最初の窓口になります。福祉用具のレンタル事業所には、福祉用具専門相談員がいます。
福祉用具専門相談員とは、福祉用具の選び方や使い方を助言する専門資格者のことです。たとえば、契約前に自宅で試用させてもらい、廊下の幅や使い勝手を確認してから決める方法もあります。
リハビリ中の方は、理学療法士に歩行の状態を見てもらうと安心です。迷ったら一人で悩まず、身近な専門職を頼りましょう。
交互型歩行器の正しい使い方

交互型歩行器は、正しく使ってこそ安定します。ここでは、高さの合わせ方から歩き方、注意点までを順に解説します。
体に合った高さの調節方法
グリップの高さは「腕を下ろしたときの手首の位置」が目安です。高さが合っていないと、せっかくの安定性を活かせません。
グリップを握ったとき、肘が軽く(30度ほど)曲がる高さが良いとされています。高すぎると肩が上がって力が入りにくく、低すぎると前かがみになりがちです。
たとえば、靴を履いた状態でまっすぐ立ち、手首のしわの高さにグリップを合わせてみてください。
多くの製品は、ボタン操作などで数段階に高さを調節できます。最初の設定は、福祉用具専門相談員や理学療法士に確認してもらうと確実です。体に合わせることが、安全に使うための第一歩です。
基本の歩き方(交互操作の手順)
基本は「フレームと反対側の足を交互に出す」ことです。手と足を対角で動かすと、自然な歩行リズムに近づきます。
手順は次のとおりです。
右側のフレームを一歩ぶん前に出す
左足を前に出す
左側のフレームを前に出す
右足を前に出す
たとえば、最初は「右手、左足、左手、右足」と声に出しながら練習すると、リズムをつかみやすくなります。
焦らず、歩幅は小さめから始めましょう。
慣れるまでは、ご家族や介助者がそばで見守ると安心です。毎日少しずつ繰り返すうちに、動きが体になじんでいきます。
安全に使うための注意点
注意したいのは「段差・濡れた床・体との距離」の3つです。交互型は室内向きの道具なので、環境の整え方が安全を左右します。
まず、敷居や電気コードなどの小さな段差にも、脚先が引っかかることがあります。
濡れた床は、ゴム脚でも滑りやすいため避けましょう。
また、フレームを前に出しすぎると、体が伸びきってバランスを崩しやすくなります。
たとえば、通り道のマットを外し、廊下の物を片付けるだけでも、転倒のリスクを減らせます。
脚先のゴムがすり減っていないかも、定期的に確認してください。環境の整備と日々の点検が、安全に使い続けるコツです。
交互型歩行器の選び方

ここからは、実際に製品を選ぶときのポイントを解説します。チェックすべきは「サイズ」「扱いやすさ」「機能」の3つです。
高さ調節の範囲とサイズ
まず確認したいのは高さ調節の範囲と横幅です。体に合う高さへ設定できなければ、その製品は候補から外れます。
製品ごとに対応身長の目安が示されているので、必ず確認しましょう。小柄な方には、低めに設定できるミニタイプもあります。
また、室内で使うなら、廊下やドアの幅を無理なく通れるかも重要です。
たとえば、マキテックの「交互型歩行器 ミニタイプ HKM-200」のように、小柄な方に合わせやすいモデルも販売されています。事前にメジャーで通り道の幅を測っておくと、失敗を防げます。
「体に合うか」と「家に合うか」。この2つの物差しで候補を絞り込みましょう。
重量・折りたたみなどの扱いやすさ
重さと折りたたみやすさは、日々の使い勝手を大きく左右します。歩行器は毎日使う道具だからです。
交互型の多くはアルミ製で、軽く作られています。軽いほど操作は楽ですが、軽すぎると安定感が下がることもあり、バランスが大切です。
折りたたみができれば、使わないときの収納や車での持ち運びにも便利です。
たとえば、クリスタル産業の「交互歩行器 AL-100A」のような折り畳み型なら、部屋の隅に置いてもかさばりにくくなります。
ご家族の車に載せて通院などに使う予定があるなら、折りたたみ時のサイズと重さも確認しておきましょう。
固定式との切り替え(2WAY)などの機能性
迷ったら「交互式と固定式を切り替えられる2WAYタイプ」も検討する価値があります。1台で両方の使い方を試せるからです。
体の状態は変化するものです。切り替え式なら、交互操作が難しくなったときに固定式へ変更できます。
グリップの形や握りやすさ、脚先ゴムなどの交換パーツが手に入るかも見ておきたいポイントです。
たとえば、通販サイトでは「交互・固定2WAY式」とうたう歩行器が数多く販売されています。イーサプライで販売されている「EEX-RE503L」も、交互式と固定式の2通りで使えるモデルです。
長く使うことを考えて、将来の変化に対応できるかどうかで選びましょう。
主要メーカーと代表的な製品
最後に、交互型歩行器の代表的な製品を紹介します。最新の仕様や価格は、必ず各メーカーの公式情報で確認してください。
セーフティーアーム交互式(イーストアイ)
交互型の定番として広く使われているのが、イーストアイの「セーフティーアーム交互式」です。左右の握り手を交互に動かして移動する構造で、メーカーは歩行訓練器としての使い方も案内しています。
標準的な体格向けのスタンダードタイプと、背の高い方向けのハイタイプがあります。脚先ゴムやグリップなどの交換パーツが用意されているのも、長く使ううえで安心な点です。
たとえば、ダスキンヘルスレントやヤマシタといった大手レンタル事業者でも取り扱われています。介護保険のレンタルで試しやすい、定番モデルと言えるでしょう。
そのほかの交互型歩行器(マキテック・クリスタル産業など)
定番以外にも、体格や使い方に合わせて選べる製品がそろっています。
マキテックの「交互型歩行器 ミニタイプ HKM-200」は、小柄な方向けのモデルです。クリスタル産業の「交互歩行器 AL-100A/AL-105」は、折り畳み型で収納しやすいのが特徴です。テツコーポレーションには「アルミ交互式歩行器 安心グリップタイプ T-5223」のような、握りに配慮したモデルもあります。
たとえば、同じ交互型でも、高さの範囲・重さ・グリップの形は製品ごとに異なります。
カタログの数字だけで決めず、できれば実物やレンタルで試してから選びましょう。
交互型歩行器の価格相場と入手方法
「いくらで、どこで手に入るのか」も気になるところです。購入とレンタル、それぞれの入手方法を整理します。
価格相場と非課税制度
交互型歩行器の販売価格は、1万円前後の製品から定番メーカー品の2〜3万円台まで幅があります。仕様やメーカーによって変わるため、あくまで目安としてください。
覚えておきたいのは、歩行器が消費税の非課税対象であることです。歩行器は身体障害者用物品にあたり、消費税がかからずに購入できます。通販サイトで【非課税】と表示されているのは、このためです。
たとえば、同じ2万円の商品でも、一般の雑貨と違って消費税分の負担がありません。
ただし、付属品やオプションは課税対象になる場合があります。購入前に、表示価格が非課税かどうかを確認しておきましょう。
購入できる場所(福祉用具専門店・通販サイト)
交互型歩行器は福祉用具の専門店と通販サイトの両方で購入できます。それぞれに良さがあります。
専門店では、福祉用具専門相談員に相談しながら、実物を試して選べます。体に合うか不安な方には、専門店がおすすめです。
一方、楽天市場やAmazonなどの通販サイトは、製品の種類が豊富で、価格を比べやすいのが魅力です。
たとえば、「専門店で実物を試し、型番を控えてから通販で価格を比較する」という進め方もあります。
初めての1台は専門職に相談しながら、状態が安定してからの買い替えは通販で。そんな使い分けも賢い方法です。
レンタルで試す方法
「いきなり購入するのは不安」という方には、レンタルから始める方法があります。歩行器は、介護保険のレンタル対象になっている福祉用具だからです。
ダスキンヘルスレントやヤマシタなど、多くの福祉用具レンタル事業者が交互型歩行器を扱っています。
自宅の環境で数週間試してみると、カタログでは分からない使い勝手が見えてきます。
たとえば、「廊下の幅がぎりぎりだった」「思ったより操作が難しかった」といった気づきは、試してこそ得られるものです。
合わなければ別のタイプに変更しやすいのも、レンタルの利点です。くわしくは「歩行器のレンタル」の記事で解説しています。
交互型歩行器と介護保険
交互型歩行器は、介護保険を使うと少ない負担で利用できます。レンタルと購入、2つの使い方を順に見ていきましょう。
福祉用具貸与(レンタル)での利用
交互型歩行器は介護保険の「福祉用具貸与」の対象です。福祉用具貸与とは、介護保険を使って福祉用具をレンタルできる制度のことです。
歩行器は、要支援1・2の方から利用できる貸与種目に含まれています。自己負担は原則1割(所得によって2〜3割)で、月々の負担を抑えられます。
たとえば、月々のレンタル料が数千円の製品なら、1割負担で月数百円程度が目安になります。金額は製品や事業者で異なるため、見積もりで確認しましょう。
まずは担当のケアマネジャーに、「交互型歩行器を借りたい」と相談することから始めてください。
貸与と販売の選択制(購入も可能に)
2024年4月の制度改正で、歩行器(歩行車を除く)は「貸与」と「販売」を選べるようになりました。交互型歩行器も、この選択制の対象です。
これまで歩行器はレンタルが基本でしたが、長く使う方は購入という選択肢も取れるようになりました。
選ぶ際には、ケアマネジャーや福祉用具専門相談員から提案と説明を受けられる仕組みです。
どちらが合うかは、利用期間の見通しと体の状態で判断します。たとえば、次のような目安で考えると分かりやすくなります。
レンタルが向いているケース
体の状態が変わる可能性がある方には、レンタルが向いています。歩行器は、状態の変化に合わせて交換できることが大切だからです。
退院直後やリハビリ中は、数か月で必要な道具が変わることも珍しくありません。レンタルなら、定期的な点検(モニタリング)を受けながら、合わなくなった時点で別のタイプへ切り替えられます。
たとえば、「今は交互型、回復したら杖へ」という移行も、レンタルならスムーズです。
短期間の利用が見込まれる方や、初めて歩行器を使う方も、まずはレンタルから始めるのが安心です。
迷ったときも、貸与を基本に考えるのが一般的です。
購入が向いているケース
長期間同じ歩行器を使う見通しの方には、購入が向いています。長く使うほど、レンタルより総額を抑えられる場合があるからです。
対象の目安は、体の状態が安定していて、道具を替える予定が当面ない方です。また、自分専用のものとして衛生面を重視したい方にも、購入は選ばれています。
たとえば、数年単位で使い続けるなら、月々のレンタル料の累計が本体価格を上回ることもあります。
ただし、購入後に体に合わなくなった場合の交換は、自己負担になります。判断に迷うときは、費用の比較も含めて専門職に相談しましょう。
介護保険を利用する手続きの流れ
手続きは担当のケアマネジャーへの相談から始まります。流れは次のとおりです。
ケアマネジャー(要支援の方は地域包括支援センター)に相談する
ケアプランに歩行器の利用を位置づけてもらう
福祉用具貸与事業所の専門相談員が、体に合う製品を提案する
自宅で試用して適合を確認し、契約・利用開始
たとえば、「交互型を試したい」と具体的に伝えると、候補の製品を持って来てもらいやすくなります。
まだ要介護認定を受けていない方は、市区町村の窓口で申請するところからのスタートです。分からないことは、地域包括支援センターに気軽に相談してみてください。
歩行器以外の選択肢|装着型歩行支援ロボット「WIM S」

ここまで紹介した交互型歩行器は、フレームに身体を預けながら使う道具です。一方で、身体に装着し、脚の動きそのものをアシストする歩行支援機器もあります。
「歩行器を押して歩くのは嫌だなぁ」という方もいらっしゃると思います。そのときの選択肢に、ぜひ加えていただけたらと思います。
当社の装着型歩行支援ロボット「WIM S」は、腰に装着して歩行動作をアシストする製品です。歩行器のように前方へ身体を預ける必要がないため、前かがみになりにくく、両手を自由に使いながら歩けるのが大きな特徴です。
さらに、脚の振り出しをサポートすることで、自然に歩幅を広げやすく、良い歩行姿勢を意識しながら歩くトレーニングにも活用できます。
散歩や外出など、日常生活の中で使いやすいことも、室内が中心の交互型歩行器にはない、装着型ならではのメリットです。
WIM Sを歩行器の代わりとして全面的におすすめすることはできません。ご本人の目的や身体の状態に合うかを確認し、必要に応じて専門職へ相談しながら検討してください。
交互型歩行器に関するよくある質問(FAQ)
最後に、交互型歩行器についてよく寄せられる質問にお答えします。
Q1:交互型歩行器と固定型歩行器の違いは?
A:交互型は左右のフレームを交互に動かして進み、固定型はフレーム全体を持ち上げて進みます。持ち上げる動作に不安がある方には交互型、シンプルな操作が良い方には固定型が向いています。体の状態に合わせて、専門職と相談しながら選ぶのがおすすめです。
Q2:交互型歩行器は介護保険でレンタルできますか?
A:はい、介護保険の福祉用具貸与の対象で、要支援1・2の方から利用できます。自己負担は原則1割です。さらに2024年4月からは貸与と販売の選択制となり、購入も選べるようになりました。まずは担当のケアマネジャーに相談してください。
Q3:交互型歩行器は屋外でも使えますか?
A:基本的には、平らな床のある室内向きの歩行器です。車輪がなく、砂利道や段差のある屋外では扱いにくいためです。屋外での散歩や買い物には、車輪付きの歩行車やシルバーカーとの使い分けを検討しましょう。
Q4:交互式と固定式を切り替えられる歩行器はありますか?
A:あります。「2WAYタイプ」と呼ばれ、1台で交互式と固定式の両方の使い方ができます。体の状態の変化に合わせて切り替えられるため、長く使う1台として選ばれることもあるモデルです。
まとめ:交互型歩行器は安定性を重視する室内歩行に適した選択肢
交互型歩行器は、左右のフレームを交互に動かして、持ち上げずに進める歩行補助具です。
常に支えを確保できる安定感と、歩行に近いリズムで動ける点が大きな魅力でした。
一方で、操作の習熟が必要なことと、屋外に不向きなことは、押さえておきたい注意点です。「室内で一歩ずつ確実に歩きたい方」に、特に適したタイプと言えます。
選ぶときは、高さ・サイズ、扱いやすさ、2WAYなどの機能を確認しましょう。介護保険を使えば、レンタルでも購入でも負担を抑えられます。
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